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社長退任のご挨拶
昨年 10月に長谷川前社長の後を継ぎ、当社の社長に就任致しました。しかしながら、親会社との兼務での辞令ということもあり、前社長が全うしていた役割を十分に果たすことも出来ず、歯がゆい想いを感じながら、現場の社員たちの背中を押すしかできない日々を過ごしてきました。
弊社が掲げる「自動車業界から始める日本のイノベーションの実現」というビジョンのために、自分が出来ることは何か、何度も考えさせられました。その結論として、信頼できる人材に当社の社長を任せるべき、という決断を致しました。
この度、ドイツから帰国した櫻木徹にその重責を担ってもらうこととなりました。櫻木は、自動車製造領域を中心に事業開発・経営に携わってきた豊富な経験を持つ人材で、自動車業界が大きな転換期を迎えつつあるこの難しい局面において、当社をリードし、クライアントの皆様のお役にも立てる人物だと考えております。
住商アビーム自動車総合研究所は創立 7年に渡り、自動車業界の皆様のご愛顧を頂いて参りました。緩やかながらも多様性を持って進む業界再編、電気自動車に代表されるクリーンエネルギー技術の革新、着実に力をつけつつある新興国勢力の台頭等々、激動の時代を迎えている自動車業界において、当社は櫻木新社長を迎え、新しいステージに発展してゆきます。陣容についても、今後更に充実させていく所存ですので、新しい住商アビーム自動車総合研究所にご期待頂き、引き続きご指導、ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。
2010年7月6日
<瀬戸 栄一>