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中国企業との基幹技術の共同開発について
質問
GM は合弁相手である上海汽車集団と共同で、燃費性能が高い小型車用エンジンの共同開発に乗り出すと発表しました。中国の自動車市場は 2009年に米国を抜き、世界最大規模となりましたが、中国の自動車メーカーが海外大手とエンジンを共同開発するのは初めてであり、外資の技術に依存してきた合弁事業が新たなステージに進んだ格好となります。
これまでは基幹技術の中国側への流出を懸念し、本格的な共同開発に慎重な海外勢も少なくありませんでしたが、中国市場が拡大し、中国の消費者が好む商品を開発しなければシェアを落とす現状で、海外メーカーの開発費負担が拡大していることも踏まえると、GM と上海汽車の新型エンジンの共同開発の事例を口火に、今後、海外勢による中国企業との基幹技術の共同開発が進んでいくことも考えられます。
では、今後 5年を考えた場合、日本の自動車メーカーと中国メーカーとの基幹技術の共同開発はどのようなものになると思いますか。以下の選択肢の中から、最も当てはまるものを一つお選びください。
- 中国の消費者ニーズを捉えた製品、技術を導入する必要があるというマーケティングの観点から、中国企業との共同開発が有効であり、日中の基幹技術の共同開発は進んでいく。
- 中国市場向けの製品開発、技術開発における開発費負担の軽減を図るという観点から日中の基幹技術の共同開発は進んでいく。
- 今後の新興国向けの製品開発は中国市場のみを対象に行うわけではないため、基幹技術まで踏み込んで中国企業と共同開発することは考えにくい。
- 日本からの基幹技術流出の懸念が払拭されないため、日中の基幹技術の共同開発は進まない。
- その他
集計結果
中国の消費者ニーズを捉えた製品、技術を導入する必要があるというマーケティングの観点から、中国企業との共同開発が有効であり、日中の基幹技術の共同開発は進んでいく。 | 73 |
中国市場向けの製品開発、技術開発における開発費負担の軽減を図るという観点から日中の基幹技術の共同開発は進んでいく。 | 66 |
今後の新興国向けの製品開発は中国市場のみを対象に行うわけではないため、基幹技術まで踏み込んで中国企業と共同開発することは考えにくい。 | 63 |
日本からの基幹技術流出の懸念が払拭されないため、日中の基幹技術の共同開発は進まない。 | 42 |
その他 | 9 |
合計 | 253 |