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今後の ITS技術によるサービス提供について
質問
◆トヨタ、安全運転を支援する交通情報の提供を行う「DSRC ユニット」を開発
ITS 技術の活用により、カーナビと連動して安全運転を支援する交通情報の 提供を行う「DSRC ユニット」を開発、近々発売予定の新型車「ランドクルーザープラド」に採用する。
<自動車ニュース&コラム 2009年 9月 3日号より>
DSRC とは、5.8GHz 帯狭域通信技術で、30m 程度の限定されたスポットで最大4Mbps の転送速度で双方向通信を行うことが可能です。ETC も DSRC を用いたサービスの 1 つですが、近年、この DSRC を用いた「次世代 ETC」とも言われる通信技術の開発が官民共同で進められてきました。「次世代 ETC」が実現すれば、路車通信により、より高度な安全運転支援情報や交通情報を提供できると言われており、実証実験等も既に始められています。今回トヨタが発表したものも、この「次世代 ETC」といわれる DSRC 車載機と考えられます。
一方、次期与党となる民主党は、「高速道路の原則無料化」を公約に掲げているため、現在の ETC 車載器が不要になる可能性や、今後市場に投入されてくる予定になっていた「次世代 ETC」の位置付けについても、影響が出るのではないかと懸念されています。
DSRC 車載器はサービスの多様化が可能であり、ETC はその機能の 1 つに過ぎないことから普及に与える影響は少ない、という意見もありますが、ETC 以外の機能という面では新たなサービスであり、消費者に対してどれだけの利便性をアピールできるのか、不透明な部分もあります。
そこで、DSRC 車載器の導入により想定されているサービスのうち、消費者がメリットを感じて購入につながるサービスはどのようなものであると考えられますか。以下の選択肢から 1 つお選び下さい。また、選ばれた理由についてもお聞かせ下さい。
- 前方状況や合流支援情報等による安全運転支援の交通情報の取得
- 自車位置の精度向上や、渋滞を考慮した最適な移動ルート探索などのカーナビ機能の向上
- 満車・空車情報や料金決済共通化などの駐車場利用面での利便性向上
- 最新地図情報や観光情報、音楽等のダウンロードサービス等、Web経由での情報取得による利便性向上
- ショッピングモール、ガソリンスタンド等のロードサイド小売業等との通信ネットワーク構築による店舗情報取得や自動決済等の利便性向上
- その他
集計結果
前方状況や合流支援情報等による安全運転支援の交通情報の取得 | 109 |
最適な移動ルート探索などのカーナビ機能の向上 | 111 |
満車・空車情報や料金決済共通化などの駐車場利用面での利便性向上 | 34 |
Web経由での情報取得による利便性向上 | 29 |
通信ネットワーク構築による店舗情報取得や自動決済等の利便性向上 | 33 |
その他 | 23 |
合計 | 339 |