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クルマの電子化とサービス体制に関するアンケート
質問
今週はまたテーマを変えてご質問いたします。
安全・環境性能向上を目的としたクルマの電子化が益々進行しています。
自動車の構成部品全体に占める電子部品・電装品の割合が 2 割を超え、2010年代には 4 割に達すると言われていること、自動車に搭載されるマイコン(ECU)の数がまもなく 100個に迫る勢いにあること、クルマ一台の制御ソフトのデータ量が 1000 万 STEP に達し、地方銀行のATMと同規模になったといわれること、2008年 10月には日本でも OBD Ⅱ(排出ガスの異常検知能力を持った電子車載故障診断装置)の搭載が義務化されること、などに垣間見えます。
しかも、多くの電子技術がメーカー・車種に固有・専用のインターフェース設計やプロトコルになっているため、今や専用の電子技術・設備を持たない整備工場では整備・修理どころか、不具合発生の有無・場所・程度すら検知・認識できない状況が広がり、整備市場における新車ディーラーのシェアが年々高まりつつあります。
こうした状況を踏まえて、今後自動車のサービスネットワークはどんな方向に変化・発展していくのかに関心が集まっています。
読者の皆様のご見解はどうか、次のうち最も近いと思われるものを一つだけお選びください。
- 一般の整備工場との技術格差が広がり、新車ディーラーの整備シェアが益々高まる。
- 一般の整備工場でも電子技術・設備の導入が進むから、一概に新車ディーラーの整備シェアが高まるとはいえない。
- 新車ディーラーの整備能力を超える恐れがあるから、一部の整備工場を特約店として再編する動きが出てくる。
- 特別な電子技術・設備がなくてもサービスが提供できるような制度やサービスが導入されるから、一概に新車ディーラーの整備シェアが高まるとはいえない。
集計結果
ディーラーのシェア拡大 | 140 |
一般整備工場でも電子化進展 | 55 |
一般整備工場の特約店化加速 | 66 |
電子化対応の制度・サービス体制 | 37 |
合計 | 298 |