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カーシェアリングが自動車市場に及ぼす影響について
質問
複数の会員が共同で自動車を利用するという短時間貸しレンタカーサービスともいえるカーシェアリングだが、1999年に試験的に始まってから、もうすぐ10年になります。
現在では、急速に利用者が拡大しており、車両ステーション 300ヶ所、車両数500台、会員数4千人と、ここ2年で倍増の勢いです。
カーシェアリングの利用実態に関するアンケートの結果では、
「クルマの自己保有をやめた」
「レンタカー利用を減らした」
という個人の意見や、
「所有車両を減らした」
という法人の意見もあり、自動車の保有状況の変化にも影響があるのではないかと考えています。
そこで、これから国内市場でカーシェアリングの普及がさらに拡大するとすれば、自動車の保有状況にどういう影響を与えると考えられますか。
読者の皆様のお考えに最も近いものを一つご選択ください。また、選択された理由についてもお聞かせください。
- 既に自動車を保有しているユーザー層にカーシェアリングの利便性が浸透し、自動車保有を中止する流れにつながるため、自動車保有台数の減少要因となる。
- 自動車をまだ保有していない若年ユーザー層にカーシェアリング利用が普及することで、自動車購入への意欲が低下し、自動車保有台数の減少要因となる。
- 既に自動車を保有しているユーザー層は、保有車両とカーシェアリングを使い分けるため、両者の並存が進み、自動車保有台数への影響はほとんど生じない。
- カーシェアリングの顧客は、自動車を既に保有しているユーザー層ではなく、自動車を保有していないユーザー層が中心となるため、自動車保有台数への影響はほとんど生じない。
- カーシェアリングの対象地域は都市部等に限られるため、全国的な普及にはつながりにくく、自動車保有台数への影響はほとんど生じない。
- 自動車を保有していないユーザー層に自動車自体の利便性を体験させ、購買意欲を高めることができるため、自動車保有台数の増加要因となる。
- その他
集計結果
自動車保有中止⇒保有台数減少 | 90 |
若年層の購買意欲低下⇒保有台数減少 | 46 |
保有との使い分け⇒ほとんど影響なし | 14 |
保有しないユーザーに普及⇒ほとんど影響なし | 7 |
都市部に限定⇒ほとんど影響なし | 66 |
購買意欲向上⇒保有台数増加 | 2 |
その他 | 1 |
合計 | 226 |