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新旧モデル併売の有効性について
質問
◆トヨタ、『プリウス』の全面改良後も「現行モデル」を価格引き下げ併売へ
新型プリウスはエンジンを 1500cc → 1800cc に拡大することなどから、価格が高くなる見通し。2月にはホンダが「インサイト」を 200 万円を切る価格で発売する予定で、トヨタは現行モデルを 200 万円前後で販売して対抗する。プリウスを取り扱っていない「カローラ」店と「ネッツ」店でも販売へ。
<自動車ニュース&コラム 2009年01月19日号より>
上記の通り、トヨタはプリウスのモデルチェンジにあたり、現行モデルと新型モデルを併売するという異例の戦略を取るというニュースが報道されております。
現行プリウスはモデル末期であるものの、昨年の国内販売台数だけで 6 万台超を稼ぐ主力商品です。
一方、昨今の急激な経済変化の前から次期プリウスの開発は進めており、現行モデルよりも性能向上、装備充実を図ったものが予想され、価格的にも多少高くなる見込みです。
来月発売が予定されているホンダのインサイトは、現行プリウスよりも低価格の 189 万円から設定される見込みであり、対抗するためにも、現行プリウスの継続販売を決めたものと思われます。
とはいえ、新旧モデルを併売すると、両モデル間で競合を起こして新型モデルの販売が進まない、1 モデル当りの生産台数が減少して生産性が低下する、などといったことが懸念され、滅多に併売されることはありませんでしたし、その場合も名称を変更するなどの対応が取られることが一般的でした。
そこで、今回のプリウスのように、モデルチェンジの際に新旧モデルを併売することが有効と思われる状況について、皆様のご意見をお聞きしたいと思います。
以下の選択肢より皆様の考えに最も近いと思われるものを 1 つお選び下さい。
また、選ばれた理由についてもお聞かせ下さい。
- 現行モデルと製品コンセプトが大きく変更する場合
現行モデルと製品コンセプトや機能・性能・仕様を大きく変更する際に、不足してしまうラインアップを補完できる場合等。 - 現行モデルよりも価格アップする場合
現行モデルよりも新型モデルが価格アップする際に、現行モデルも併売することで、価格レンジを広く確保できる場合等。 - 現行モデルと対象とする顧客層が変わる場合
現行モデルと対象とする顧客層や対象市場を大きく変更する際に、現行モデルも併売することで、顧客層を広く確保できる場合。 - 現行モデルが好調な場合
現行モデルの販売が好調で、来年以降も販売が期待できる場合や、現行モデルを併売することで、新旧両モデルの相乗効果を期待できる場合等。 - その他
集計結果
現行モデルと製品コンセプトが大きく変更する場合 | 83 |
現行モデルよりも価格アップする場合 | 68 |
現行モデルと対象とする顧客層が変わる場合 | 45 |
現行モデルが好調な場合 | 34 |
その他 | 25 |
合計 | 255 |