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今、あらためて、日本自動車産業の「ものづくり」について考えよう
自動車業界で関心が高いテーマを設定し、アンケートをさせて頂きます。翌月、
ご回答頂いた皆様の声をもとにそのレポートを発表致します。
今月のテーマは「日本自動車産業の『ものづくり』」についてです。皆様の
率直なご意見をお待ちしております。
日本自動車産業の『ものづくり』
(アンケート実施 : 2015年8月18日配信メールマガジン)
質問
「ものづくり」は、特に1990年代以降、日本の強さの象徴、または、「お家
芸」とすら呼ばれてきました。特に、日本の自動車産業においては、「ものづ
くり」は恰も日本車の代名詞であるかの様な輝きを持っていました。
しかし、昨今、一寸雲行きが変わってきてはいませんでしょうか。「ものづ
くり」という言葉を嘗て程は耳にしなくなった、と筆者は感じています。代わ
りに頻繁に耳にするのは、数々のリコール問題等、そしてその中身も、「ソフ
トウェアに起因したセキュリティ問題」等、嘗てないコンセプトも出てきまし
た。
つまり、今、日本の、自動車産業の「ものづくり」自体も大きな曲がり角を
迎えているのではないでしょうか。ここで、日本自動車産業の「ものづくり」
が置かれた状況を鑑み、抱える課題、あるべき方向性を考えることは価値があ
るものと考えております。
そこで、読者の皆様にご意見をお願いします。以下に挙げます点は何れも日
本車の「ものづくり」にとって重要な課題ではありますが、これらの中で、特
に重要で、将来に向けての変革の突破口となり、日本のリーダーシップに期待
するものはどれでしょうか。以下選択肢の中から最も当てはまると思われるも
のを一つお選び下さい(また、本件に関しての皆様からの御意見、コメントも
大歓迎です)。
1. 世界をリードする高品質の確保と、信頼性の奪還。
2. 自グローバル競争をリードするコスト競争力の発揮。
3. 高度な効率化と安全性を兼ね備えた生産体制の追求。
4. ものづくりの源流となる、優れた製品開発能力、新たなアイデア力の発揮。
5. その他