FCV(燃料電池自動車)についてどのようなイメージを持っていますか?

 自動車業界で関心が高いテーマを設定し、アンケートをさせて頂きます。翌月、
ご回答頂いた皆様の声をもとにそのレポートを発表致します。 

  今月のテーマは「FCV (燃料電池自動車)」です。皆様が FCV についてどん
なイメージを持っているかをお聞かせください。

FCV(燃料電池自動車)についてどのようなイメージを持っていますか?
(アンケート実施 : 2015年11月17日配信メールマガジン)   

                                              
質問 

 

 先ごろ開催された東京モーターショー。自動運転に関する各社の発表に注目
が集まった観がありますが、FCV に関する発表にも目を引くものがありました。

 2014年 12月にいち早く MIRAI の販売を開始したトヨタ自動車は、今回、初
めて燃料電池技術を採用したレクサス” LF-FC” を公開し「将来のレクサスの
フラッグシップカーをイメージしたコンセプトカー」と発表しました。その大
胆で存在感のあるデザインを見ると思わず「おお!」と感嘆の声を発したくな
るような車です。

 ホンダは今回初めて新型の FCV 市販予定車”CLARITY FUEL CELL”を披露し、
「ガソリン車と同等の使い勝手と FCV ならではの魅力を高次元で融合した高い
価値をもったセダン」であると発表しました。これまた力強さと繊細さを併せ
持ったクルマで私は素直に「いい感じだなー、欲しいなー」と魅了されました。

 FCV は水素で作った電気で走るため走行時には水しか出さず、またガソリン
やディーゼルを使わないので、走行時に CO2 や NOX 等の排出ガスを出しませ
ん。燃料である水素は水素ステーションで 3分程で充填でき、航続距離はガソ
リン車と比べて遜色ありません。

 しかし、価格は MIRAI や CLARITY (来年 3月からまずは自治体や企業向け
にリース販売開始を予定)の場合、700 万円台とまだ高く、水素ステーション
の数も今のところ首都圏を中心に 80 数カ所しかない状況です。

 もしメルマガ読者の皆さんがもしちょうど今、車の買い替えを検討している
として、「FCV を買いませんか?」と勧められたとしたら、やはりまだ躊躇せ
ざるを得ないというのが実態ではないでしょうか?今の時点ではまだ我々一般
人が FCV を購入するのはいささか時機尚早であるというのが実態ではないでし
ょうか?

 そこで今回のアンケートですが、数々の魅力を備えた日本の誇る FCV の市販
が今まさに始まったわけですが、現時点で FCV を買おうと思うと、まだどうし
ても躊躇せざるを得ない、それはどうしてなのでしょうか? 次の選択肢の中
から一つだけ選ぶとすれば、どれでしょうか?

 (トヨタ自動車の HP によれば、今、MIRAI を注文しても、実際の納車は 2019
年になるということなので、「納車時間が長すぎる」ということがありますが、
これについては今は考慮しないことにします。)

 
1.(補助金を考慮しても)車両価格が高い。

2.燃料である水素の価格が心配である。

3.水素ステーションの数が少ない。

4.水素は発火すると爆発する危険があり安全面で心配である。

5.燃料電池や高圧水素タンクの耐久性が心配である。

6.その他

 
   

アンケート結果