「個人向けカーリース」の課題と可能性について

 

自動車業界で関心が高まっているテーマや話題を選び、それについてのアン
ケートへのご回答をお願いしております。翌月、皆様のご回答・ご意見をもと
にレポートを発表致します。

今回はメディアでも見掛ける機会の増えている「個人向けカーリース」を採
り上げてみようと思います。皆様の実感にもとづく、さまざまなご意見をお待
ちしております。

「個人向けカーリース」の課題と可能性について
(アンケート実施 : 2016年3月15日配信メールマガジン)

質問

日本の自動車市場は「所有から使用へ」という流れが強まるとも言われてお
り、最近はカーシェアリングの拡大や、ライドシェア・自動運転タクシーなど
新たなサービスへの取組に関連する報道に触れる機会が増えています。

そんな中、これらのサービスが登場する以前から提供されている「個人向け
カーリース」についても、所有から使用へという動きの一つなのでしょうか、
徐々に台数が伸びているようです。とはいえ、総台数は約 15 万台(2015年 3
月現在=日本自動車リース協会連合会資料による)と、50 百万台を超えるとさ
れる個人車の総保有台数に対しては 1 %にも満たない水準に留まっており、国
内の大口法人車や、米国自動車販売に占めるリース車比率が順に 40 %、25 %
程度に達するといわれている中、まだ伸長余地がありそうに思えます。

それでは、日本における「個人向けカーリース」が引き続き伸長していくた
めに鍵(=ボトルネックとして解消・改善が必要)となるのは、どのような点
だとお感じでしょうか。ビジネス目線・消費者サイドの印象、いずれでも結構
ですのでご意見をお聞かせください。

1.「自動車は財産として所有したい」という考え方

2.個人向けカーリースの特徴・メリットについての認知度・理解度の低さ

3.顧客ニーズに合わせた契約条件カスタマイズの不足

4.カーシェア・残価設定型を含むオートローンなどとの競合

5.その他

アンケート結果